L'atelier de Vivace新鮮野菜のブッフェが人気のイタリアンレストラン!静岡県富士市【ラトリエ ヴィヴァーチェ】

味わうこと

2014.12.03

 

人には感覚を言うものがあり、「五感」などといわれますね、触れてみた時の感覚「触覚」見えた時の感覚「視覚」聞こえた時の感覚「聴覚」匂い、香った時の感覚「嗅覚」味わった時の感覚「味覚」。

 

この五感を使って日々の生活を営んでいる私たち人間は、そのすべての感覚があることが日常と化しているために、なかなかその感覚というものの重要さについて振り返る時間もないように思います。

   

私たちは知らない間に五感を駆使して、いろいろな仕事を日々こなしています。仕事になれば、パソコンのメールを見て、相手先に丁寧にメールで返したり、社内でミーティングをして、意見を交換したり、いろいろなものを目で見て、形に起こして、議論して、最高のものを作り出します。

 

現代人の仕事の環境って「視覚」「触覚」「聴覚」この3つの感覚が大きなウエイトを占めていて、なかなか「嗅覚」「味覚」を本気で使う場所が少なくなってきているように感じます。

   

感覚とは悲しいもので、使わなければどんどんと萎えてしまい、ゆくゆくは退化してしまうものです。

 

我々の祖父、祖母の世代の人たちは、食事をとるときに、目で見てそれが腐っていないか判断して、香りを香って自分に有害でないかどうかを判断して、味を見て最終的な判断を下す、そんな判断の連続で食をとっていた時代もあったのではないでしょうか?つい100年前までは皆がそうしていたかもしれません。

 

現代では、食品を手にとっても、表示されている賞味期限が過ぎてしまえば、そのままゴミ箱へ捨ててしまうことが多いのではないでしょうか?安全という保障シールを目だけで信じてしまい、自分自身の嗅覚、味覚を使って判断を下すことが少なくなってきてしまっている世の中のようにも感じます。

 

少し大げさかもしれませんが、海外で食事をする時にレストランで出された食事のが、自分にとって食べてよいものか、悪いものか?危険の判断ができなくなることだってある可能性があります。(例:チーズに関しては、日本の賞味期限の設定は僕には短すぎるようにも感じます、牡蠣の安全管理については生食についてゆるすぎる国は多くあります。)

 

そんなちょっと怖い話にもなってしまいますましたが、事実、嗅覚、味覚は、使わなければどんどん萎えてしまいます、しかし、鍛えればいろいろな香りをかぎ分けられるようになり、味わいの楽しみも広がり、しっかりとした食の判断が下せるようになります。  また、その“香・味”の、表現ができれば、食卓は親から子へ食の重要さ、楽しみ、を伝えて行くことができ、食を通じて子供に学ばせることも可能です。

 

僕たちソムリエは、ワインをテイスティングするときはすべての感覚を使ってテイスティングしているのですが、特にワインの外観・香・味わい・余韻について、徹底的に単語に置き換えることで、視覚、嗅覚、味覚の言葉での表現化に努めています。  言葉にすることで、記憶にとどめて、ワインの状態の分析のための資料にするのです。

嗅覚・味覚の鍛錬は、これからの時代きっとどんどん利用することがなくなってしまいそうな感覚にとって、新たな刺激として、感覚を研ぎ済ますのも素敵なライフスタイルの一つだと思いました。

ヴィヴァーチェ 藤江 尚勲image  

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